歯周病治療について

港区高村歯科医院|歯周病治療について

歯周病は歯や歯肉、骨を溶かし、歯を失う大きな原因の1つと言われています。
最近の研究成果では、歯周病は全身疾患を引き起こす原因になっているとも発表されました。
また、歯周病は糖尿病の合併症の1つとも言われており

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。歯周病治療で糖尿病も改善することも分かってきています。
日本臨床歯周病学会HP = http://www.jacp.net/perio/effect/

と、記載されています。
しっかり歯周病を治療、予防を行なって、健康な食生活を送ってください。
詳しい治療方法やスケジュールなどは当院にてカウンセリングを行なっておりますのでお気軽にご相談ください。

無料相談

歯周病の原因とは

■歯と無関心

人間の歯が25本以下になると「食べたいモノ」が満足に取れなくなります。
そこで若くても「老人食」の始まりが起こるのです。
老化で恐ろしいのは肉体の衰えではなく、何事にも無関心になることです。
食とは単なる栄養補給の手段ではなく精神の安定に大きく関わっていることを忘れてはいけませんね。

■健康な歯肉

歯根(歯の根)は骨の中にあり、それは膜(歯根膜、歯と骨をつなぐ膜)で歯槽骨(歯を支える骨)と結合されています。健康な歯槽骨は歯の上部(歯冠)と下部(歯根)の境界よりも2~3mm下にあります。
骨の表面は歯肉で覆われていて、歯肉の内面と歯との間には浅い溝(歯周ポケット)があります。

■歯肉炎

歯垢(しこう、プラーク、歯の表面に付着したばい菌とその産生物)と歯石(歯垢が硬くなったもの)が歯周ポケットにあると、歯肉が腫れて、歯みがきの時などに血が出やすくなります。
これを歯肉炎といいます。

■歯周炎

腫れが歯肉だけではなく、歯槽骨にまで及んでしまうと、歯は次第にグラグラするようになり、さらにそれが進行すると、歯槽骨が失われて(溶けて)、歯が抜け落ちてしまいます。
これを歯周炎といいます。歯周ポケットは歯垢や歯石によって次第に深くなり、歯ブラシだけでは汚れが取り切れなくなり、痛みが出たり膿が出たりします。

■インプラント周囲炎

インプラント体を埋入後にインプラント周囲の組織が歯周病菌に感染した状態のことを言います。痛みを伴わないことも多く、自覚症状がない場合もあります。せっかく治療を行ったのに骨から結合したインプラント体が外れてくることもあるので、長期維持には術後の感染予防が大事です。

■歯周病の予防

歯周病を予防、治療するためには、正しく歯をみがいて歯垢をつけないことが大切です。
また、定期検診の度(年1~4回)に歯石を取ってもらうのも良い予防法の一つです。
スウェーデンでは約30年前より、国民に最低3ヶ月に1度クリーニングなどのメインテナンスを義務づけました。その結果80才の平均残存歯は25本です。何かあってから通院をする日本においては80才の平均残存本数はたったの5本です。この結果を我々は考えていかなければなりませんね。
いかに定期的に管理は必要であるかお分かりですか?