抜歯即時インプラントとは、抜歯をすると同時にインプラントを埋め込む治療法です。
「差し歯を使っていたが歯根が折れてしまった」「ぶつけて歯がグラグラしてきた」という方など、これから抜歯を控えている方にお勧めの治療法です。
抜歯即時インプラントは、抜歯をすると同時にインプラントを埋め込むため、ダウンタイム(歯がない期間)がありません。
即時にインプラントが入り一見聞こえが良さそうに見えるかもしれませんが、部位や骨の状況なども関係してくるので、この術式が適合する方かしない方かその判断を的確に行わなければいけません。
一般的にいう「即時荷重インプラント」と謳っているほとんどは、ホームページを見ただけでは誰でも可能みたいに良いことばかりが書いてあることが多いかもしれません。
もし術後2〜3ヶ月で仮に数本が骨とインプラントが生着しないでダメになったとしても、「良くあることだからもう一度入れれば大丈夫です!」と言われて再度埋入するケースもあるかもしれません。
そうならないように当院では適合する術式や、患者さんに使用するインプラントなども入念な診断結果と骨の状況を判断して決めるようにしています。
■メリット1
抜歯直後の傷口が治りやすく、抜歯した部分の骨も回復が早い。
■メリット2
抜歯してから期間が開いてしまうと(例えば、従来のインプ ラント手術では、5~6ヶ月)、骨が垂直的に吸収(溶けてしまう)するが、抜歯即時インプラントの場合はそれが起こりません。
■メリット3
インプラント手術の際に、切開や剥離を行わないため、患者様の手術時の負担が減ります。
また、治療期間も大幅に短縮できます。
■メリット4
早期に審美性が回復し、また歯肉縁形態(歯茎の形)が温存されるため、見た目がかなりきれいになります。